『人間道楽』 8-5. 180430

8-5.心の可動域

あなたは素晴らしい。

そこに居るだけであなたには、
素晴らしい価値があります。

その事を、自覚したことがおありでしょうか?

「私なんて。。。。」
って、お声が聞こえてきそうですが。。。

あなたが普段感じている
エネルギーには
フィルターが掛かっています。

一般常識、善悪、規制、
教育、躾け、ルール
などなどといった既成概念や、
固定概念が思い込みとなっているのです。

つまりは、いろいろな色眼鏡を
掛けて現実を見ているという事に
他なりません。

そんなフィルターを通して
今現在も自分自身を判断している事に
お氣付きでしょうか?

あなた自身のポテンシャル(潜在能力)は、
あなたの想像をはるかに超えています。

あなたが無意識に作ったフィルターは、
あなたを箱の中に閉じ込めます。

潜在能力は、
箱の外の潜在意識下に存在しているのです。
だから、フィルターに意識を向けて
それを日々磨いていくことで
透明感が増していくのです。

そして今まで、見えていなかった世界が
観えてくるというのが
自然の理に沿った理屈です。

箱の外にあるのは
『可能性というエネルギー』の世界。

フィルターの透明度が増すと、
心の可動域が大きくなります。
見えていなかった世界が
観えてくると。
自分自身が可能性と
共にあるということが
腑に落ちてくるのです。

今のままのフィルターでも
生きていく事は可能です。
箱の中に居ても、
安全に生きられる。

ただ人生を謳歌する事とは
ほど遠くなっていきます。
折角この時代の、
この國に生を受けたのです。

ご自分の可能性を試してみたく
ありませんか?

エネルギーの世界には
失敗なんて存在しません。
単純に
やるか、やらないかが有るだけです。

経験するか、経験しないか。
体感するか、体感しないか。
その世界が見えた時。
その世界が感じられた時に。

今まで自分が入っていた箱が
どれほど小さな世界だったか
驚くことになるのです。

『人間道楽』 8-4. 180408

8-4.一番の宝

この世で一番の宝は、何か?
考えたことがありますか?

これを元に
何故、自分を内観する事が最優先で
大切かという事を
お話し してみます。

あなたの一番の宝を
想い起こしてみてください。

自分の子供と答える方が居るかもしれません。

パートナーという方が、居るかもしれません。

自分の持ち物、例えば高級ブランドのバッグとか。
高級な外車とかを答える方が居るかもしれません。

豊かなご馳走や、
仲間の存在と答える方が居るかもしれません。

中には、お金や金銀財宝

と答える方も居るでしょうね。

どれもこれも、素敵ですね。
でも、ちょっと立ち止まってみてください。

その前に、
学生時代に、僕が実際に経験した話をしてみます。

大学時代に、人より少し頭の大きな友人がおりました。
みんな彼の事を
「くり頭(クリガシラ)君」と呼んでいました。

くり頭君は、バイクの免許を取得したのですが、
彼の頭に合うヘルメットが、
なかなか見つかりません。

何件もお店を回って、
やっと自分に合ったサイズの
お氣に入りのヘルメットを
見つけてきました。

それはそれは、彼のヘルメットに対する
愛着は凄いモノでした。
暇が有ったら講義中でもヘルメットを
拭いたりしていましたから。

僕らは、隙があると彼のヘルメットを
被っては、クルクル回して遊んでいたものです。
被ったままヘルメットが回るほど
大きかったのですね。(笑)

そんな時くり頭君は、
いつも怒ってヘルメットを取り返しては
丁寧に拭いていました。
そんな、くり頭君の対応が
微笑ましくも面白くて、
ついつい彼のヘルメットに
手が伸びていたのでした。

そんな くり頭君が、
ある時バイクで転んだそうです。
結構ハデに転んだ様で
身体のあちこちが傷だらけで
着ていたジャンバーはボロボロに。

それでも、ヘルメットは無傷。。。。
彼曰く、咄嗟にヘルメットを庇ったそうです。

その時の僕との会話です。
「命がけでヘルメットを護ったのか?」
「そうだ!」
躊躇いなく、満足げに答える くり頭君。

「ちょっと待て、
その人より大き目の頭に、
詰まってるであろう脳みそで、
良く考えてみろ!

咄嗟に、君の身体は君の頭を庇ったんだ。
潜在意識下で身体が、必死に護った頭で
考えだしたのが事もあろうに
ヘルメットを庇っただと?
それを真剣に言っているのか?」
ちょっと声を荒げてしまいましたが、
こんな笑い話のような出来事が、
実際には、そこここで見受けられるのです。

言うまでも無く
ヘルメットは大切な頭を防護する道具です。

いくら大切にしているからといって、
自分の身体や、頭よりも大切な訳が無いのです。

自分の子供には、
何を犠牲にしても幸せになってもらいたい。

そう思うのは、親心です。
ただ、その前にあなたが居なければ
どうやって子供たちに
愛を教えますか?

どうやって生き抜く力を伝えますか?

あなた自身が居なければ、
全ての事を伝える術が失われてしまいます。

素敵なバッグや車だって、
持って歩くことも、
思い通りに操縦する事も出来ません。

案外と見失われてしまっているのが
自分自身の存在です。

だから、まず自分自身と向き合う事が
最優先となってきます。
それを疎かにして、
モノや他者と向き合うから
歪が起きるのは当たり前なのです。

生きている限り、
どんな物事にも『自分というフィルター』を
通して感じ、行動する事が出来ます。

自分の心(メンタル)と身体(フィジカル)。
それらの宝物を、なんと粗末に扱っている方の
多い事か。。。。

もう少し、痩せていれば。。
もっと容姿が、整っていれば。。。。
見た目だけでも若かったら。。。。。
もう少し、頭が良ければ。。。。。。
収入が、もっと多ければ。。。。。。。

あらゆる条件をつけて
自分を嫌ったまま、生きるのは
凄く勿体ないと断言します。

自分の中に歪を抱えたまま、
子供たちに向き合っても
子供たちの心に良い響きは生まれません。

その前に、自分を嫌う事に使う
エネルギーのなんと勿体ない事か!

慢心しろと言っているのではありません。
自己中心的になれと言っている訳でもありません。

ただ、ご自分と向き合い
その性質を。
その有難さを。
ジャッジする事なく全て受容するだけのことなのです。

考えてみてください。
あなた自身をジャッジして嫌っているのは、
あなたの顕在意識だけなのです。
あなたの身体や、潜在意識は、
何が一番大切であるかを
良く知っています。

赤ちゃんの頃の様に、
自分自身が大好きだった心を
もう一度、取り戻すだけで良いのです。

『人間道楽』 8-3. 180305

8-3.マイナスのエネルギー

元々のエネルギーには、
良いも悪いもありません。
プラスもマイナスも無いのです。

ただ、身体を持つことによって
生まれるモノが有ります。

身体を源とした感情というエネルギーには、
身体に悪い影響を及ぼすものが
出てきます。

身体にとって悪い影響を与えるために
この感情のことを、ここでは
マイナス感情と呼びます。

マイナス感情は、
元々は身体を一時的に護るために
出て来てくれます。

発生した事柄に対して、
例えば身体に対する危険が近づいた時に
闘争するか、逃走するかの
準備をしてくれているのです。
そして、マイナスがあるのなら
プラスの感情もあります。

例えば食べ物を見つけた時や、
凄く興味をひかれた異性と出逢った時など。

鼓動が高鳴り、
幸せのホルモンが分泌されます。
生命の維持や、
種の保存を
本能的に導いてくれます。

だから、普通の動物や
人間の赤ちゃんなどには矛盾がありません。

普通の動物や赤ちゃんは、
常にマインドフルネスの状態にあります。
つまり、「今ここ」しか体感していないのです。

分かり易く言いますと
身体に対する危険が去ったら、
マイナス感情も一緒に
去っていきます。

プラス感情も、然り。

ですが、理性を司る
人の脳を持った僕たち人間は違います。

人の脳は、
時間を自由に旅する事が
出来るのです。

常にマインドフルネスの状態に
ある訳では、ありません。

時間を旅する想像力は、
創造する力を産み出します。

これが理性である人の脳だけが持つ
素晴らしい機能です。

それと同時に、
人は、なんでも器用にこなす
手を授かりました。

これらにより人は、
記憶を記録する術を得たのです。

情報は、人から人へと
時空を超えて伝えることが
できます。

それと同時に、
「今ここ」に無い危険にも
心を奪われる様になりました。

優先順位はマイナス感情が
優先されて、然も強力です。

自らのイノチに危険が迫っている時に、
食べ物や、異性などを氣にしている
場合では無いという事です。

多くの方が、
このマイナス感情に
心を捉え続けられている様に感じます。

マイナス感情を、
生み出さない様に訓練してみたり。

マイナス感情を産み出す、
他者や自分を攻撃してみたり。。。

この世に生まれてきたのに
自分の事を嫌う事に
エネルギーを費やすのは、
なんと勿体ない事では
無いでしょうか?

『人間道楽』 8-2. 20180212

8-2.全てのモノはエネルギーで出来ている

物質はエネルギーから成っていて、
絶対的物質なるものは存在しない。

これは、アインシュタイン博士の言葉です。


エネルギーというモノは、
常に運動して、
変化し続けています。
一瞬たりとも、じっとして
留まることは事は有りません。

苔が生すまで静止している様に見える
岩も、
躍動感溢れる若いイノチも
元を辿れば、波動エネルギーです。

少し違和感が、ありますか?

なぜ違和感が、あるのか考えてみましょう。

原子のレベルでは、
常時動き回っています。

ですが、僕たちの習った義務教育では
一般的には、物質と非物質とに分ける思考。
つまりは、古典物理学と言われるものの枠に
捉われた教育がなされました。

古典物理学は、間違いではありません。
ですが、そこに捉われると視野をごく限られた
狭いものにしてしまう事も事実です。

量子物理学では、この古典物理学を矛盾なく
説明できるうえに、その枠の外に
更に大きなエネルギーの世界が拡がっている事を
考察して実証までしてくれています。

そして、量子物理学はそのエネルギーが
無限であり、関係性を持っていることを
教えてくれます。

このエネルギーの出所を源(ソース)と
呼んで説明を続けます。

僕たち人間は、赤ちゃんや幼い子供だったころには
この源と肉体、そして精神が
しっかりと繋がっていました。

想いと行動が矛盾なく一致していたのです。
フィジカル(身体)とメンタル(心)が
無限のエネルギーと繋がっている状態
にありました。

だからワクワクしていましたよね。

ワクワクに従って行動していたので
更にワクワクが引き寄せられて
好奇心の尽きることが有りませんでした。

では、今はどうでしょうか?
源の在りかは、どこに行ってしまったのでしょうか?

人の生きるエネルギーは、食べ物からだけ
得られると思っていませんか?

これは、古典物理学のみを信仰してきた
ある種の弊害だと思います。
視野が、極端に狭くなってるだけで
今も、エネルギーの源は
あなたの直ぐ傍に寄添ってくれています。
あなた自身が、自ら氣付くのを
ただ待っているだけなのです。

エネルギーの源は、あなたの外の世界に
ある訳では無いのです。

あなたから見た外の世界は
エネルギーは有限で、
人と人との繋がりは希薄で、
なにかトラブルが起こったら
その要因も外に探しにいっている
状態では無いですか?

これでは、問題も発生するし
悩みも起きます。
そして何より無意識に自らの
フィジカル(身体)とメンタル(心)を
傷つけている事になってしまうのです。

エネルギーの源は、
他でもないあなたの内側に存在しています。

あなた自身を内観し、
自分を深く愛せていたことを
思い出すところから
スタートします。

あなたの想いを行動に
移してくれる身体に感謝していますか?
あなたの心を、
エネルギーの源に再接続して、
人生を謳歌して
みたくなりませんか?

『人間道楽』 8-1. 20180114

第8章

8. 何のために命を使いますか?

8-1.命を考える

あなたは、何のために生まれてきて
何に命を使いますか?

あなたにとって、人生の質は
何ですか?

今のご自分は、
自分らしく生きていると言えますか?

勿論、その時々の育つ環境や時代の背景に
人の人生は左右されていきます。

もし、あなたが幼い子供なら
その環境の影響から、
逃れる術は無いのかも知れません。

ですが、大人になった今も
そう言えるでしょうか?

ある調査では、
死ぬ間際での後悔の大半は
社会の期待に自分の「在り方」を決めさせたことと
なっています。

表現は様々です。
「もっと自分に素直に生きればよかった。」
「プライベートの時間を大切にすればよかった。」
「もっと感情を素直に表現すればよかった。」

自分の「在り方」は、自分で決められる。
そう、思われませんか?

自分を内観するといろんな事が
出てきます。

例えば、幼い心に残った承認欲求。
「認めて貰いたい」という氣持ち。

その心は、ある時期まで
あなたの原動力となって、
あなたを護り、行動の指針を担ってくれていました。

氣付くだけで、
その心を切り捨てるとか、
否定するとかでは無くて、
違った形でサポートしてもらう様に
切り替える事は可能です。

その氣持ちに感謝する事が出来れば、
その心は紛れもなくあなたの一部だと
理解できるからです。

その上で、自分を調整する。
まずは、身体から。
そして心を解きほぐし
今に集中する事で余分な緊張を
手放します。

これらの一連の流れは、
マインドフルネスミラクルタッピング®️
とリミットブレイクマスター®️を行うことで、
一層効果的に、誰でも自分自身で
実践する事が可能です。

思考だけで、視点を替えたり
習慣を変えていく事には、
限界が有ります。

思考である理性は、
まだエネルギー的に弱く。
周囲の状況や環境に
感化され易く、
強い意志を持っていたとしても
習慣化される前に、迷走してしまいがちになります。

タッピングとは身体からのアプローチです。
感情の元となっている、
身体との直接の関わりです。

身体への関わりは、当然 体感を伴います。
自分で出来て、道具も要らないから
どの様なタイミングでも実践可能です。
だから、無理なく続けることが出来るようになります。

『脳』という漢字を見てください。
にくづきという、編がついています。
にくづきは、肉という漢字が変形したもの。
つまりは肉体の事です。

ご自分の肉体を蔑ろにして、
心とだけで繋がろうとするから
『悩む』という漢字になってしまうのです。

思考だけのアプローチより、
肉体を通す事により格段の効果が期待できます。

心と脳の間に、
ご自身の身体が存在することを
忘れないでください。

ご自分の「在り方」は、ご自身で決められます。
ご自分のイノチの使い道を、
ご自身の手に取り戻してみませんか。

『人間道楽』 7-17. 171229

7-17. 『間』の中に可能性が宿っている

時間、空間、人間。

これらのモノには、
共通点があります。

字でいうと『間』
隙間が有るという事です。

この『間』は、今までに一般常識化されてきた
ニュートン力学をはじめとする古典物理学では、
あまり重要視されていませんでした。

例えば、空間を満たしている空氣には
抵抗があり速く進むほど抵抗が
大きくなると言ったような程度でした。

ですが、量子物理学の世界では
その世界観を一変させます。
その「時空」や「人と人との間」には、
無限の量子が存在するのです。

空間にある量子は分かり易く言うと、
方向性を示していない波動エネルギーです。

方向性を示していないとは、
「可能性」と言い換えるほうが
分かり易いかも知れません。

そして、その量子の性質は方向性を示した
より強い波動に同調し共鳴します。

量子的に観れば、
人は思考や、感情によって
方向性を示した波動エネルギーを外に
発信しています。

また、環境や状況によって
その空間に渦巻く、
方向性を持ったエネルギーを
受信します。
すみません、少し分かり難いですね。。。

先の空港内での話を基にすると、
出発ロビーには不安を始めとする
マイナス感情で満ち溢れていました。

そこに身を置くと、
思考である論理脳は働かず
周囲に、感情が感化されて不安になります。

理性の思考よりも感情のエネルギーの方が
早く出てきて強力だからです。

そうすると、論理脳はその感情に合った
理由を探すために使われます。
「飛行機に乗れなかったらどうしよう。」
「航空券を持っているのだから、
航空会社の人が何とかするべきだ」
「飛んでる飛行機も有るんだから、
自分の乗る便も飛ばせるべきだ」

そのまま外へ意識を向けると、
依存的な心理になって
自分の決断すべきことを忘れさせ
他者に何とかしてもらおうと
行動してしまいがちになります。

そんな時に、
空間をエネルギーのフラットな場所へ移すと
感情は、収まってきます。
そうすると論理脳は
正常に働きやすくなるのです。

空港のお話しでは、
蕎麦屋さんに入りました。

この時、『マインドフルネスタッピング®️』を
使うと凄く効果的です。
感化されたマイナス感情が
一瞬で手放せるからです。

感情の起伏を、少なくすることによって
人の脳である思考(論理脳)は
正常に働きだしてくれます。

そして、自分に向いた矢印を、
この時初めて、周囲の人に向けて、
「人と人との間」を利用するのです。

人と人との間には無限の可能性が
漂っています。
自分に、意識の矢印が向いたままだと、
自分の過去の経験の中でしか
思考は働かないので新たな発想は
浮かんできにくくなっているのです。

周囲の人に意識を向ける。
それも周囲の人が喜びや
笑顔に包まれているイメージを向けると。

後は、量子や潜在意識の領域に
委ねて大丈夫なのです。

それに似付かわしい、
発想や、現実を運んできてくれますから。

空港のお蕎麦屋さんの中では
僕は家族と一緒に居ました。

どんな感情を受け取りたいかは、
その時点で決まります。

一番大切なモノは、
家族の笑顔でした。
それが周囲に有れば、状況に関わらず
僕の感情は楽しんでいられます。

『人間道楽』 7-16. 171215

7-16. 機上にて

機上にて、この半日に起った記憶をたどります。
今でも、空港内はごった返していることでしょう。

空港に入った時に、溢れかえる人の波が
異常な状況であることを直ぐに伝えてくれました。

表示板を見ると、欠航の文字がずらっと並んでいます。

案内カウンターに出来た人の列。
そこに吸い寄せられるように進んで行った時に、
後ろからママさん(僕の奥さん)の声がした。

振り返ると、子供が1人居ません。。。
イラッとして「あの子は、どこへ行ったんだ!」と声を荒げました。

ママさんに「パパ凄く早足だったよ!」
と言われてハッとしたのです。

僕の心は、無意識に未来の不安に捉われていました。
もう一度、表示板を見直すと、
まだ自分の乗る便は表示されていません。

まだ時間は、十分にあるという事です。
それなのに、不安なまま列に並んだりすると
僕の思考は、並んでいる時間に
不安な感情に沿ったストーリーを
組み立ててくれていた事でしょう。

それも何が、最悪な状況かを探しながら。。。。。

見当たらなかった子供が、ようやく追いついてきました。
ディズニーのお土産を小脇に抱えた
子供達の表情には、不安の影が過ります。

この子たちを、不安にさせてるのは空港の異常な状況じゃない。
明らかに僕の言動だ。

僕の不安な感情が、無意識にイライラの
言動を引き起こして、
それが、子供たちに伝染している。

子供が抱えている、ディズニーのお土産に
目が留まります。

そうだった。
今回は、家族で休暇を楽しむことが目的だったのに、
自分でぶち壊しに掛かっていたんだ。。。

少し、心が『今ここ』に戻ってきました。
もう一度、案内表示板を見直してみると
やはり、搭乗予定のANA37便は
表示もされていません。

心を落ち着かせて、
この隙に出来た時間を味方につけることにしよう。

時間を味方につけるって、一見難しそうだけど
『今ここ』に戻ってきた心には
それほど、難しいことではありません。

なんせ、二日間ディズニーで楽しんできたのですから。
ディズニーでは
夢や冒険、いろんなアトラクションが有ります。
絶叫マシンも、その一つ。

例えば、ジェットコースターに乗る時は
ドキドキするけど、ワクワクもしますよね。

身体と心が、その状況を楽しんでいるからです。

そして、子供たちの笑顔を取り戻すのには、
まだ間に合います。

この状況を、アトラクションとして
楽しんでしまおう♬
そう思えたのです。

時間を味方につけるなら、是非とも空間も味方につけたい。
どっかに、寛げる場所は無いかな。。。。
っと見回すと、レストラン街が目につきました。

「何か、食べようか?」
そう言うと、子供たちはニコッと笑って
頷いてくれました。

レストランに入って、メニューを開くと
現金なモノで、お腹が減っている事に氣付きます。

それぞれに注文を済ませて、現状をスマホで確認。
やっぱり、ホテルも新幹線も満杯だね。
そう言うと、スマホを置いて子供たちと
ディズニーでの思い出話しで盛り上がる。

盛り上がっていると、注文した盛そばが来たので
頂くことにしました。
あれっ、こんなにお腹減ってたのか?

一氣に、お蕎麦を食べ終わると
身体が満たされました。
身体が満たされると心も大きくなっています。

考えてみれば、最悪の状況だなんて思っていたけど
嵐を遮る、空調の効いた空港内で、
食べ物も、飲み物も十分にある。
家族も、そばに居てくれる。

無いものに、焦点を当てて焦っていたけど
その他のモノは、全部揃っている。

持っている搭乗券を見ながら、
ANA37便は、飛ぶんじゃないかな。

なんて、出発ロビーで目の当たりにした光景は
既に過去のモノになって、
自分の呑氣さがおかしく思えるほどでした。

先程からの、状況は何も変化していません。
ただ、自分の感情がガラッと入れ替わっただけなのです。