『人間道楽』 4-12. 170121

4-12 心の癖

 

 

6歳までに構築された

基本ソフトは、

 

日常の基本的な事柄を

処理してくれます。

 

基本的な動作、所作

考え。。

 

ここで、

氣付く必要があるのは

日ごろの考え方

 

心の癖ですね。

物事をジャッジしてしまう癖です。

 

人は、1日に187千項目の事柄を

考えていると言われています。

 

その考えが

今の自分や、

目の前の現実を

用意してくれます。

 

いわゆる自分の質ですね。

 

潜在意識は、

あなたに寄添ってくれています。

 

あなたが、自分の質を問うと

必ず、何らかの方法で

答えを返してくれるのです。

 

 

思い返してみてください。

「どうして、私はいつもこうなんだろう?」

 

。。。。。なんて考えてたことはありませんか?

 

 

自分の意識を向ける

方向を変えると

考え方の癖も変わってくるのです。

 

抽象的で分かり辛いですね。。

 

具体的に言うと

自分に対する質問の質を

変えると自分の質も

変わるという事なのです。

 

 

ではでは、

日常で起こりそうな事柄を

例にとって簡単に

説明してみますね。

 

街中を歩いている時に

前から、スマホを見ながら

歩いている人が

近づいて来ました。

 

すれ違いざま、

肩がぶつかっとします。

 

その時に、

いつもの心の癖が

出てくるのですね。

 

それは、どんな癖でしょうか?

 

 

理性は、

瞬時に自分に対して質問を

投げかけます。

 

こんな具合に。。

「なんで、あの人はぶつかってきたんだ?」

そうすると、

その人がぶつかってきた理由が

頭の中に返ってきますね。

 

スマホを見ながら、歩いているんだからだろう。」

当然、あの人が悪い。

 

でも、受け取り方は

人により様々ですよね。

 

中には、

「なんで、わたしはぶつかったんだろう?」

そうすると、

自分がぶつかった理由が

頭の中に返ってきます。

 

「考え事をして、歩いていたからだ。」

「あの人は、

スマホを見ながら歩いていたのに

避けなかったからだ。」

自分が悪い。

 

これが、ジャッジしてしまう心の癖です。

 

両者は、主語が変わっているだけで

攻撃しているのです。

 

前者は、攻撃の対称を相手に

後者は、攻撃の対称を自分に

向けているのです。

 

 

思い出してみてください。

潜在意識は、自他の区別が

できません。

 

という事で

二次的な感情は、

攻撃対象によって変わりますが

 

両方とも同じ結果を

招いてしまっているという事です。

 

 

質問の質を変えると

どの様になるでしょうか?

 

ヒントは、アソシエイト(主観的視点)

をディソシエイト(客観的視点)

に切り替える事となります。

 

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『人間道楽』 4-11. 170118

4-11 心を繋ぐネットワーク

 

 

感性の違い。

感じ方の違い。

 

そこには、正解も間違いも

ありません。

 

周囲の人との違いに

氣付いたら

 

自分でも、その方法を

試してみましょう。

 

そうすれば、

自分の世界が少し

広がって。

 

その人の世界観に少し

触れることが出来ます。

 

そこに、判断をする必要は

ありませんね

 

判断が入ることで

その観方は間違っているとか

 

正しいのは、こちらだと

いったような摩擦が生れます。

 

他人の考えや、

感じ方が受容できれば

 

その人との

心と心を繋ぐ

ネットワークの

リンクが一つ張れたことになります。

 

そして自分の心が少し

拡大します。

自分の世界観が少し

大きくなるのです。

 

自己受容は、同時に

他者受容でもあります。

 

心の器が広がれば

周囲の人への受容も広がります。

 

現実世界のリンクが

一つ増えれば

潜在意識とのリンクも

一つ戻ってきます。

 

 

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『人間道楽』 4-10. 170115

4-10 自我により得られるもの

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6歳を過ぎると

潜在意識との扉が、

閉ざされる。

 

と表現しましたが、

潜在意識が、離れていった訳ではありません。

 

寧ろ、よりあなたの近くに寄添っています。

 

その証拠に、潜在意識から

今まで構築されたプログラムが

稼働しているはずです。

 

 

例えば、歩くこと、話す事

聞くこと、書くこと。。。。

 

 

 

例えば、母親から

「あなたには、まだ早い」

という言葉を聞いて

諦めた事が有ったとすると

 

あなた自身の言葉として

同じような状況に出会うたびに

「あなたには、まだ早い」

という言葉が出てきます。

 

 

自我が構築されて、

分離意識を感じることでしか

学べないことを学ぶために。。。

あなたの心は、彷徨います。

 

 

分離意識を感じなければ

学べないこと。。。

 

それは、どんな事でしょうか?

 

 

例えば、こういうのは如何でしょう?

 

あなたにあなたの世界がある様に

周囲の人たちにも、

それぞれの世界観があります。

 

同じ場所に身を置いて

同じ体験を経験していたとしても

 

受け取り方は、

人によって異なるのです。

 

例えば、同じ花を観ていたとしても

ある人は、その花を綺麗だと

視覚的に捉え。

 

ある人は、とてもいい匂いがすると

臭覚的に捉える。

 

同じように、視覚的に捉えている

人同士でも、鮮やかな色に

魅了されている人も居れば、

 

その花の形に心を奪われている人も

いるのです。

 

同じ色でも、感覚によって

違うモノとして感じたりもします。

 

色彩の感じ方は、女性と男性でも

違います。

 

男性の方が、大雑把なのです。

 

女性の方が、より繊細な色を

見分けることが出来ます。

 

 

これが、国や文化が違うと

もっと、その差は大きくなります。

 

 

外国人が、虫の声を聞き取れない

事を、ご存知でしょうか?

 

育った文化によって

違った感覚が芽生えます。

 

殆どの、外国で育った人は

虫の声を

「雑音」として処理してしまいます。

 

日本の文化は、

音の無いものにまで

「声」を聴こうとします。

 

しんしんと降り積もる雪

こんこんと湧く水

 

これらの違いを

ただ、違いとして府に落とすと

感じ方の違いを、楽しむことが出来ますね。

 

『人間道楽』 4-9. 170112

4-9 オペレーティングシステムのファイナライズ

 

幼子は、

自分の身の回りの事が

一人で出来るように

なってくると

 

一見危険と思われる事にも

チャレンジしたくなります。

 

公園の遊具、ジャングルジム

とかブランコとかで

遊んでみたくなってきます。

 

この時に、母親はどうしても

護りたいという母性本能が優先して

 

まだ早いとジャッジしてしまう

傾向にあります。

 

こんな時は、本来はパパさんの

出番なのです。

 

男女の優劣のお話し、

ではありません。

 

女性の脳は、いち早く危険を

察知して安全や、安定した

状況にするのに優れています。

 

男性の脳は、外に対して

向かっていく事に、向いています。

 

あくまで、向いているか

向いてないかのお話で

個性もありますから

出来ないというお話では

ありません。(念のため。。)

 

 

車の運転で言うと

ハンドル操作や、アクセルの開け方を

教えるようなモノですね。

 

細かいことを、

省いて 分かり易く説明すると

 

母親が、ブレーキを教え

父親が、ハンドルやアクセルの

使い方を教えます。

 

母親は、より安全側に

考えますのでブレーキを

緩めさせないようにしようとします。

 

でも、ブレーキを緩めないと

ハンドルもアクセルも使えないから

 

教えられないですね。。。

 

 

 

幼い子が危険な行為をするのは

いきなりアクセルを全開にするからです。

 

アクセル開度をコントロールすれば

走るのもそれほど、危険ではありませんし

 

これが出来ないと

これから、他のお友達と遊ぶのに

支障をきたしますよネ。

 

自転車の運転一つとっても

良くわかると思います。

 

 

ここまでが、

6歳くらいまでの、

大まかなストーリーとなります。

 

その後、潜在意識との扉は、

閉ざされます。

 

コンピューターでいうと、

基本OSオペレーティングシステム

を護るために

管理者にしか

書き換えが出来ない

管理者用のパスワードを付けて

滅多に書き換えが出来ないように

することに似ています。

 

DVDなどで、ファイナライズ

(読み書き出来ていた物を

再生専用として保護すること)

のような感じでイメージ

して貰うと分かり易いかもしれません。

 

 

日本には、

古い言葉で「七つまでは神のうち

という言葉が残っています。

 

検索するとホラー映画のタイトルに

なっているようですが。。。。()

 

七つと言うのは、数えの年齢なので

今で言うと6歳となります。

 

6歳までは、「この世」と「あの世」

の中間。

どちらかと言えば、

「あの世」に所属していると

昔の人は考ていました。

 

潜在意識の事を、

この様な捉え方をしていたのですね。

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『人間道楽』 4-8. 170110

自分の理性が、

自分の感情をジャッジ

してしまうと

 

自分の中に歪が

産まれることになります。

 

そのメカニズムとしては、

 

自分に悪い感情が芽生えたと

理性がジャッジした場合

その感情を観なかったことに

したり、

 

垣根を作って閉じ込めたり

してしまいます。

これは、理性が自分を護ろうとして

作る垣根なのですが、

これで、自分の中にまで

分離意識を育てることになります。

 

思い出してみてください。

 

恐怖の感情も、

不安な感情も、

あなたを護るために出てきてくれた

感情です。

 

感謝こそすれ、

悪いものと決めつけたり、

ましてや見ないふりなんて

する必要は無いのです。

 

悪いとジャッジして

しまいそうになった時に

その感情と向き合ってください。

 

その感情は、味わい尽くすだけで

良いのです。

 

これが、自分を受容するカギとなります。

 

ジャッジする癖を手放す事。

 

自分には、悪い感情なんてない。

だから、ジャッジする必要はない。

 

そうすると、潜在意識はこんどは

その感情が芽生えた、真の原因を

探してきてくれます。

 

 

悪いとラベル付けをされた感情は、

自分の中に歪や、捻じれを生じさせます。

 

それに身体も瞬時に反応して

具現化します。

歪や、捻じれが身体にも表れ。

常時 緊張を強いられる筋肉が出来てしまいます。

 

思い込みを外せば、

身体もリラックスできるのです。

 

悪いとラベル付けされてしまった

感情は、出口を閉じられ

 

言い訳や、正当化、執着を作るタネに

なってしまいます。

 

そんな感情を開放できるのは、

あなただけです。

 

手に持った、

今必要のない

荷物を手放してみませんか。

 

 

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『人間道楽』 4-8. 170108

4-8 あるがままということ

 

幼児のやる氣は、急にやってきます。

 

えっ!このタイミングで。。。。?

 

ていう時に、訪れます。

 

例えば、昨日まで着させて貰っていた

洋服を、突然自分で着ると言い出します。

 

「じぶんでやる」

といって、お母さんの手を

払いのけます。

 

幼子は、周囲の人の反応を

観ながら自分とは

どういうモノかを

形作っていきます。

 

だから、この様な事柄が

凄く大切になるのです。

 

そしてこのタイミングに

出逢えるのは、

子に始終関心を持っていなければ

出逢えません。

 

だから、こんな時の事を

思い出したり、イメージ

したりしてみてください。

 

 

服に袖を通して

まだ、おぼつか無い指先で

ボタンを嵌めようと

一生懸命

やり始めます。

 

当然、親はできます。

 

だから、手を貸したいという

氣持ちをグッと堪えて

 

見守りますね。

 

自分でどこまで出来るのか?

本人が納得できるまで

待つのです。

 

そして、「できたー」と言った時

ボタン穴が一つズレていたら

どう対応するでしょうか。

 

     「まだ出来ないでしょ

忙しいんだから、最初からママに任せなさい。」

と取り上げて、親がやってしまう。

 

     「ホラー、穴がズレているじゃないの、

もっかいやり直してごらん。」

と出来ていない所を、もう一度やり直しさせる。

 

     「上手に出来たねー。」

と出来た部分を褒めて、

その時はそのままにしておく。

 

といった感じが、一般的ではないでしょうか?

 

それぞれの、子の受け止め方を

想像してみましょう。

     は、やっぱり自分には出来ないんだ。。

     は、今の自分には上手くできない。。

     は、自分で出来るし、出来たことを褒めて貰って嬉しい。

 

こういった遣り取りが、

子に自分というものを形作る機会を

与える事となります。

 

大小の違いはあれ、

どの行為も依存心を育てていることに

お氣づきでしょうか?

まだ、①と②は分かり易いと思います。

親に、自分のダメな部分をジャッジ

されているからです。

 

では、③は出来たことで褒めています。

褒められると嬉しいものですが

ここでも、条件をつけてジャッジして

しまっています。

 

出来たから、褒める。

 

逆を考えると、出来ないときは

褒められない。

 

まだ、赤ちゃんだった時の

事を考えてみてください。

 

首が座っとき。

寝返りがうてたとき。

ハイハイが出来たとき。

立てたとき。

言葉をしゃべったとき。

 

手放しで自分のことの様に

ただ喜んだのではないでしょうか?

 

条件をつけたり、ジャッジすることは

日常的に行われることですが、

幼い子には、大きな影響を与えます。

 

褒めるという事は、

エネルギー的にみれば

子にエネルギーを与えています。

 

もちろん褒めるという行為が

悪いといっているのでは

ありません。

 

褒められるために

行動を起こすように

なると

 

自分を見失い易く

なってしまうという事です。

 

幼児になると、承認欲求が出てきます。

あるがままの自分を自分自身で

認めたいという事です。

 

そのために、まず身近な親に

あるがままを認めて貰いたいのです。

 

承認欲求を満たすために

条件をつけてしまうと

 

ある条件をクリアした時にしか

自分を認められなくなります。

 

これは、

あるがままという事と

違いますね。

 

ただ自分の事の様に

喜ぶ。

 

難しく考える必要はありません。

だって、赤ちゃんの時には、

出来ていましたから。

 

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『人間道楽』 4-7. 170106

 

4-7.  基本アプリのインストール

 

そして、4~6歳の時期に

なりますと、

身体も赤ちゃんから、

幼児となってきます。

 

この時期は、

理性にインストールされた

OSオペレーティングシステム

は、ほぼ完成しています。

 

でもコンピューターが

OSだけでは、使えないように

基本的なプログラムを

追加する必要があります。

 

基本的な

アプリケーションソフト

(特定の目的のために使用される

ソフトウェア)をインストール

することで、

実際に自分で出来ることを

増やしていくのです。

 

絵や字を書いたり、

話したり、服を着替えたり。。。

 

簡単に言えば、

3歳までの期間は

「人にやって貰う喜びを、経験します。」

 

そして6歳までの期間に

「自分で出来る喜びを、体験します。」

 

この4~6歳の幼児期に

もう一つ大切な意識をインストール

することになるのです。

 

それは、何が出来るように

なったか。。。。

では、ありません。

 

自分で出来ると思える

自分への信頼感を育む事です。

 

その事が、出来ても出来なくても

いずれ出来るだろうと思える

心です。

 

これが、「あるがままの自分」

を受け容れることとなります。

 

よく似た表現で

「今のままの自分」というのが

ありますが、内容は全く違います。

 

そもそも幼児は、

今のままの自分で良い

なんて、考えもしていません。

 

親や、兄弟などを観て

アレもやりたい、

コレもやりたいと

やりたいことが溢れています。

 

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