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『人間道楽』917

実際にあった事例を元に、脳の働きをご説明

します。

 

1.人の脳の機能

 -1三層の脳 (反射、感情、理性)

梅雨時の雨が降りしきる平日に、僕は父が
入院している病院へ向かうべく、会社の定
時の鐘と共に机の上を片付けて、帰宅の途
につきました。

土砂降りまでとはいかないまでも、結構強
い雨に道行く人は、歩を早めてる。

傘もあまり役に立たず、ズボンの足元まで
水がしみてきていました。


その時、ガシャっと大きな音が後ろから襲
ってきたのです。

びっくりして振り返ると車道に転倒したミ
バイクと黄色い塊が転がっていました。

ミニバイクの単独事故。

ビジネス街の帰宅時間。

周りに人は沢山いる。

他の誰かが、助けるだろう。
そう思った瞬間に、足は駅に動き出そうと
していました。

その時、黄色い塊が動いたのです。

大きな音で振り返った瞬間に、塊りだと認識
していたモノは、黄色いレインコートを着た
人でした。


無意識に近づくと、女性が蹲っている。

屈んで「大丈夫ですか?」っと尋ねると。
震える声で「大丈夫です。」と答えてくれた。

手は、怪我をしている。
「立てますか?」と聞いてみる。

立とうとしているが、身体がいうことを効か
ないようだ。

意識ははっきりしているみたいだが、どう見
ても大丈夫そうには見えない。

雨の降りしきる視界の悪い車道で、車が行き
来している。
二次災害にもなりかねない。
このままでは危ないな。

もう一度声をかけた。「起こしますよ」

そう言い乍ら、傘を手放し脇を抱えて半ば強
引に立って貰った。

歩道まで、誘導して手を放そうとすると ま
だフラフラしていて倒れこみそうだ。

歩道の縁石に座って貰って、自分の傘に手を
伸ばす。

雨が掛らない様にして、女性の手を見ると小
刻みに震えるわし、血が流れている。

急いで鞄の中から、テッシュを出して血を拭
う。

 

「何があったのですか?」
「記憶が飛んでて何が起こったのか、全く覚
えて無いんです。」

ヘルメットを脱ぐように促して、痛いところ
と、名前が言えるか聞いてみる。

はっきりした答えに、意識レベルはしっかりし
ている事が確認出来た。


少し落ち着いたので、バイクが倒れている所
を見てみると、人が2人いて一人がバイクを
移動させようとしている。
もう一人は救急車を呼んでいる。

路肩には駐車しているトラックが一台あって、
その前にあった、もう一台の乗用車の扉が開
いた。

その車の人が近づいてきて、女性の様子を
伺う。

「接触したんですか?」僕が尋ねると
「いや、当たってないけど びっくりした」

どうやら、ミニバイクの女性は駐車車両を避
けるために車線変更をしようとしたが、隣の
車線に車が走ってきたので、行き場が無くな
り転倒したようだ。

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