『人間道楽』 1-3. 927

いよいよ哺乳類ですが、

動物好きゆえに、

ちょこっと、横道にそれるかも。。。

です。

( *´艸`)

 

1-3.哺乳類の脳(感情)

 

  地球上の動物は、

モノを捕食することで

身体に栄養をとる

「捕食」という行為で

生きるためのエネルギーを補給するように

デザインされています。

 

  そのために、脳の使い方の比重は食べるものに

  よって、大きく変わってきます。

 

哺乳類は、大きく分けると肉食系と、

  草食系に区別できます。

 

  イメージし易いように、

また、代表選手に出てきてもらいましょう。

 

草食動物はウマ君に

肉食動物はトラ君に

 

皆さんは、

ウマの目を間近で見たことが有るでしょうか

深くて、とても優しい目をしてます。

 

草食系のウマは、

食料を獲得するために狩りをする必要は

ありません。

 

ですから動物の中でも並外れた

素晴らしい脚力は、

主に天敵から逃げるために発揮されます。

(あっ、コレは野生のウマのお話です。)

 

トップスピードになったウマに

追いつける動物は、そうそう居ないでしょう。

 

だから、止まっている時が危険な状態です。

そのために、ウマの脳は周りを

警戒することに、多く使われます。

 

 

乗馬などでウマと接するときには、

決して後ろから近づかない様に

注意されます。

 

急に音がすると、びっくりして

飛び上がったり、

蹴り上げたりするからです。

 

その繊細な神経は、

周囲に気を配り、

レーダーのように良く動く耳は、

始終周囲の音を

敏感に察知しようとしています。

 

ウマが草原の中を、

自由に走り回る姿を見て

 

その躍動する身体や、

疾走するたてがみに魅了される人は

多いのではないでしょうか。。

 

 

一方トラは、肉食系で狩りをして獲物を

確保し捕食します。

なので、脳を使う割合は獲物を得るために

多く使われます。

 

  トラは自重が重いがゆえに

  至近距離でしか狩りが成功しません。

  

  そして自重の1/5を1日に食べる。

 

  トラは、始終すきっ腹を抱えている

ことになりますね。

 

  

  勿論、面と向かって戦えば、

  大概の動物には、勝てるでしょうが。。。

 

  闘ってくれる獲物は、いません。

トラと向き合えば、逃げの一手です。

  特に、単独行動をするトラは

  チームワークが使えませんので

  狩りの成功率は、ザックリ10%!

 

  現在の個体数は6千頭を切っているそうです。。

 

  野生の動物は、

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弱肉強食と言われますが、

  一段視点を上げて、俯瞰してみた場合

  本当の強者とは、何か見えてくるような氣がします。