『人間道楽』 1-3. 1001

サルは群れをなします。

 

その群れに属する個体には

一番上のボスザルから始まり、

細かく順位付けがされているのです。

 

力の強さだけでなく、

ボスザルとの関係なども順位に関係

してきます。

群れの良い点は、自分だけが警戒する必要が

無いことで、

仲間が危険を察知すれば、

行動を群れと共にすれば良いのです。

 

だから、子供を育てるにも

環境が良いといえますね。

 

それで、順番が出来ているというのは

平たく言えば、

上下関係が出来るという事です。

 

一番分かりやすいのが

マウンティングですね。

 

一方が優位を示し

もう片方は、無抵抗を示します。

 

自分への攻撃を抑止させて

群れを一つの塊として動かすために

日ごろから上下関係を

はっきりさせておくことが重要なのです。

 

サルは、顔を見つめることも

威嚇と捉えます。

なので、簡単に上下関係を確認して

暮らすことが出来るのです。

 

 

日本では、サルの中にチンパンジーや

ゴリラなどを同じ分類として捉える

きらいがありますが

英語などではape(エイプ)

類人猿として

はっきりと区分けをされています。

 

サルと類人猿は明らかに違うのです。

外見上で見分けるには、

尻尾が有るか無いか。

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チンパンジーやゴリラは類人猿です。

サルとは、外観もサルことながら、

行動も全く違うのです。