『人間道楽』 3-1. 1108

第三章

 

3.潜在意識と顕在意識 

  

3-1 潜在意識の活用

 

人の顕在意識(自覚している意識)は、

全体の5%と言われています。

 

それを単純に引くと

残りの潜在意識(自覚してない無意識)は、

95%だと言えます。

 

人は、

自分で動いているように

考えているでしょうが、

 

自分の顕在意識で

動かしているのは、

ごく僅かということに

なります。

 

例えば、

内臓などは潜在意識の管轄です。

 

普通に歩いたり、

走ったりするのも

 

意識して行わない限り

潜在意識が行ってくれています。

 

身体のバランスをとるのも

無意識下で、

潜在意識が働いてくれています。

だから、意識して身体全身に

力を入れるよりも

 

潜在意識に任せて

自然体で立つ方が

 

外からの揺れや、圧力などに

強いのです。

 

階段を上り下りする時に

下手に、次は右足などと

考えてしまうと

 

こんがらがって、

ぎこちなくなり

躓いたりするのは

 

顕在意識が、不要な働きで

潜在意識の働きを邪魔していると

言うことが出来ます。

 

じゃあ、

顕在意識って要らないもの?

 

っていう疑問が湧いてくるかも

知れませんが

 

答えは「否」です。

 

新しい物事に取り組むときや

今までと違た方法へ切り替えたり

バージョンアップする時に

 

これほど、力になってくれる

存在はありません。

 

 

少し乱暴な表現ではありますが

潜在意識は過去からの情報を

全て蓄えている

情報の大きな倉庫だとイメージ

してみてください。

 

顕在意識は、潜在意識という

倉庫から、必要な情報を

取り寄せて

そのモードに切り替えてくれます。

 

立ってバランスをとるモード

歩くモード

 

走るモード

自転車に乗るモード

 

始めて自転車に乗った時は

バランスがとれずに

あんなにギクシャクしていた

自転車の運転が

 

一度、潜在意識に入ると

無意識のまま乗れるように

なります。

 

一度、潜在意識に入れた

情報は、潜在意識に任せる

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方が自然に行えるのです。