『人間道楽』 5-11. 170222

前回のお話しを、
もっと分かり易く
表現してみます。

単細胞生物の脳は、
細胞膜と呼ばれる
表面にあります。


人間で言うと
皮膚に、その機能がある
と言う事になります。

環境から
つまり、
外界からの刺激に対し
生命を維持する為の
仕組みとして、
刺激を、
ダイレクトに受け取る様に
出来ているんですね♬

ある刺激に対して
反応と言う行動を
示さないと

生命を維持出来ませんから。。。

簡単に言えば、
逃げるとか、
寄っていくとかの行動に
移すことです。


レセプターという
受容体がセンサーと
なっています。

人間でいう五感だと
思ってください。

そして、次に
その情報を元に
エフェクターで行動する
とイメージしてみてください。

例えば、
美味しそうな
食べ物があったとしますと。。

レセプターは、全開状態で
その情報を
いろんな角度から
知ろうとします。

そして、
エフェクターを使って
寄っていきます。

逆に、それが敵だとすると。。

細胞膜でもある
レセプターは、
シャッターの様に閉じて
防御態勢となります。

エフェクターは、
そのモノから逃れようとします。

ココで、センサーである
レセプターの動きだけに
注目して話を進めていきます。


レセプター君の
外界から。
つまり環境からの反応は
喜びと脅威の
2つに大別されます。

通常は、
フラットな状態ですが
喜びセンサーが
働いた時には
オープン状態となって
そのモノを知り
取り込もうとします。

脅威センサーが
働いた時には
クローズ状態となって
自ら外壁になって
敵の侵入を防ぐのです。


実に分かり易いですよね。

そして、
複雑で高度化された
人間の脳は、

その高度化されたが故に、

今、ソコに脅威が無くても
クローズ状態にする事ができます。

過去や未来へ
思考を移行する
事により
簡単に出来てしまうのです。

イライラや、
不安などの感情によって。