『人間道楽』 5-14. 170305

5-14. 環境と意識の力

 

少し整理します。

人への影響力が強いのは、

環境と、意識の力となります。

 

遺伝子は、非常に優れた

設計図ですが、

 

置かれた、その環境で

押されたスイッチにより

免疫系などのコントロール

発動される仕組みだと捉えています。

 

 

従来の生物学での考えのように、

遺伝子がコントロールしていると

する考えでは、

限界があるのです。

 

それは、環境による変化が

あまりにも大きく、

繊細であることから

全てに、上手く対応が

とれないという理由からです。

 

その為に、細胞はレセプターという

環境とのインターフェイス

生み出しました。

 

人の身体では、

これが五感となり環境からの

情報を常時、出し入れしている

ことになります。

 

更に、記憶を持ったり

想像力などの大きな力を与えられた

人の脳には、

この五感だけでは

対応が出来ず。

 

産まれてから、

環境に合わせた、詳細な情報を

その時代に、その地域で

生活している大人。

 

つまり親から、

ダウンロードする仕組みも

組み込まれています。

 

 

日常生活している環境の中で

強い力を発揮しているモノは

何でしょうか?

 

人からの影響ですね。

 

人からどう扱われるかは、

自分が自分をどう扱っているかによって

大きく左右されています。

 

そして、自分をどう扱うかは

親からの扱われ方がモデリング

されています。

 

親から受け取った、

OSオペレーティングシステム

の基本ソフトによって

コントロールされています。

 

極端な例を、示しますと

モノとして扱われた子は、

自分をモノとして扱い。

人からもモノとして扱われる様に

誘導していきます。

 

親と子という関係から、

上下関係が強く

インプットされた子は、

人との関わりを全て

上下関係として捉えがちに

なってしまいます。

 

怒りの感情によって

育てられた子は、

怒りの感情で人をコントロール

する術を覚えます。

 

そして、自分に対しても

常に怒りの感情を

手放せなくなります。

 

 

この時代に生きている人に

最も多い「悩み」に起因しているのは、

この親から基本ソフトが

バージョンアップされずに

放置されている事が、

一つ目の、課題であると

思っています。

 

心理学の言葉を借りると

インナーチャイルド」とか

アダルトチルドレン」となります。

 

その時に、受け取った

心のキズが

上手く手放せずに、

潜在意識の中に残ったまま

心の荷物となっているのです。

 

 

 

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