『人間道楽』 6-7. 170526

6-7. 心の声

 

心の中から、

湧き上がる

不安な思いや

イライラした落ち着かない氣持ち。。。

 

実は、

この基となっているのは

あなたが、分離したもう一人の

あなた自身です。

 

 

幼かったころに

その時の自分では、

抱えきれないと思ってしまった

もう一人のあなた。

 

幼かったころに

そんな自分では、

愛されないと思い込んで

無かったことにしてしまった

もう一人のあなた。

 

 

その分離してしまった

もう一人のあなた自身が

思い出して欲しくて

 

顕在意識へ訴えかけてきているのです。

 

 

では、

少しでも幼かったころの事を

思い出してみてください。

 

分かり易くするために、

少し極端な例で説明します。

 

 

身体が、思うように動くようになり

自然に触れることが、

楽しくって仕方がなかった

幼いころのあなた。。

 

 

そんなあなたは、

好奇心に突き動かされて

急に走り出して そのモノに

近づこうとしました。

 

それは、綺麗な可愛い花

だったかもしれません。

 

まったりと、

日向に寛ぐ猫だったかもしれません。

 

葉っぱを、モリモリ食べている

小っちゃな虫だったかもしれません。

 

危険を知らない幼いあなたには、

他のモノは目に入ってきません。

 

好奇心が衝動的に

そのまま行動になります。

 

 

そばに居た、お母さんがグイっと

あなたの手を引っ張って

顔を、あなたに近づけます。。。。

 

お母さんは、怒っているようです。

 

 

あなたに対して、

何かを一生懸命に伝えようと

していますが、

 

怒っている感情の方に

意識が向いているあなたには、

言葉が届きません。。。。

 

 

あなたは、

まだ完成していない幼い脳で

考えます。

 

お母さんは、私の事を嫌いなんだ。。。

 

でも、それは恐ろしくて

受け入れられません。。。

 

そうだ、好奇心に

突き動かされた時に、

お母さんは怒った。

 

わたしの好奇心は、

悪いモノなんだ。

 

まだ幼い脳は、

そんな風にジャッジしてしまい。

 

あなた自身の一部である

好奇心自体を封印してしまうのです。

 

同時に、あなたの心の中で

いけないあなたを

分離して、

その部分は、自分ではナイことにしてしまいます。

 

これが、心の中のもう一人のあなたです。

 

 

これを、お母さん側の視点で観てみましょう。

 

急に走り出そうとした我が子に、

車が近づいてきました。

 

間一髪で、あなたを引き留めることが

出来たお母さんは、

 

急に、あなたが自分の元から

居なくなってしまう事が

現実味を帯びてしまいます。

 

その恐怖心から、

我が子に、危険な行為を

してはダメだと訴えます。

 

でも、いくら一生懸命言葉にしても

肝心なところが、

あなたには伝わっていない事は

あなたの態度から明白です。

 

 

そして、お母さんの頭には

更に恐怖が湧き上がってくるのです。

 

このままでは、この子は

また飛び出して危険な行動をとってしまう。。。。

 

そして、怒りの感情を使って

あなたの行動を押さえ込もうと

してしまうのです。

 

 

お母さんは、あなたの危険な行動を

やめて欲しいだけ。。

 

でも、あなたの中では

自分を分離させて

嫌われる部分を閉じ込めてしまいます。

 

 

そうです。

冷静に観てみれば、

ただの勘違いです。

 

ですが、

基本的なソフトを構築中の

あなたの心には、

重大な出来事として

インプットされてしまいます。

 

自分の心の中に、

もう一人の自分を作ってしまうのです。

 

内面に出来た分離意識は、

思春期に一部は、解放されますが

大人になっても

心のキズとなって残っています。

 

自分の中の嫌いな部分として。

 

 

ですが、

基本のソフトに

バージョンアップをする事は

何時でも可能なのです。

 

 

良く考えてみてください。

自分のことを愛するのに、

誰かの許可が必要でしょうか?

 

自分のことを好きになるのに、

何か資格を持ってる必要があるのでしょうか?

 

自分のことを大好きになるのに、

何か特別な条件付けが必要でしょうか???

 

周りのノイズに、

惑わされずにシッカリ自分と向き合うと、

忘れてしまっていた、

幼いあなたがが出てきます♬

 

あとは、シッカリそれを受け容れるだけなのです。

 

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