『人間道楽』 7-3. 170818

7-3. 自分の機嫌をとる

人の身体は、凄く機能的に出来ています。

身体に良い感情を持つと
身体に良い成分が分泌されます。

身体に悪い感情を持つと
身体に悪いホルモンが出てきます。

身体に良い成分が分泌されると
血液や、氣、水の循環が良くなり
免疫系も活性化されて、
若返り現象なども促進されます。

身体中にエネルギーが溢れるような
感覚に導いてくれます。

身体に悪いホルモンも
元々は、一時的に身体のバランスが
取れる状態に保つために
出て来てくれるのですが、

人の思考によって、
感情がラッチ(そのままの状態を維持すること
扉などの留め金)
されてしまうと、免疫力を低下させるなど
様々な弊害を引き起こすことになります。

自分の機嫌をとるというのは、
身体に悪いホルモンが出る状態を
最短にとどめて、
身体に良い成分が分泌される状態に
保つことです。

ここで、落とし穴にはまり易いのが
悪いホルモンだから出す事自体を
いけないことだと思ってしまう事や、

感情が伴わないのに、
思考だけで良い成分を分泌させようと
頑張ることです。

もう少し分かり易い言葉に直すと
身体に悪い感情が「怒り」の感情とすると

その根底には、恐怖心があります。
「怒り」の感情と言うのは、
恐怖心を克服するために、
有効なエネルギーの一つです。

例えば、母親が子を護るために
自分より大きな相手に立ち向かう時などを
思い起こして貰うと分かり易いかもしれません。
ですが、このエネルギーを得たいがために
常時「怒り」の感情を持ち続けると、
身体の免疫力は低下し、
心も身体も、壊してしまう事になってしまいます。

自分の事では、分かり難いと思いますが
よく怒る人を観察してみてください。

必ず、その根底には恐怖心が潜んでいます。

そのメカニズムは凄く簡単なのです。

例えば、幼い頃に心にキズを負ったとします。
その理由や、起った出来事の大きさは
あまり関係ありません。

そのキズにより、無意識にでも
もうキズを負いたくないと思い込んでしまいます。

キズ付くことに、恐怖心を覚えてしまうのです。

そうなると、人の思考は そんな自分を防御してくれます。
過去に、大きく酷いキズを受けた自分は
被害者なのだと。

被害者になると、加害者を攻撃できる特権が与えられます。
これが、「怒り」という感情をラッチし続けるメカニズムです。

過去の古キズを 自分自身への言い訳として
大切に残してしまうのです。

こんな、古キズを その時の感情と共に
簡単に手放す手法は、既に考案されています。

それが以前にご紹介させていただいた
身体の一部を、トントントンとタッピングする
「ミラクルタッピング」です。

瞑想法などの様に訓練の必要が無く、
誰でも自分で、行き過ぎた思い込みや
ネガティヴな感情を慣れれば1、2分で外すことが出来ます。
(ご興味のある方は、個別にメッセージをお願いいたします。)

ただ、古キズを手放せば
心のブレーキが外れます。
もう自分自身への言い訳をする必要が無くなるという事です。