『人間道楽』 7-9. 171007

7-9.大自然の仕組み

大自然の仕組みや、
宇宙の法則は至ってシンプルです。

あなたを、受け容れる準備はいつでも
出来ています。

と言うよりも、既にあなたは
受け容れられているのです。
大自然からの恵みは、
惜しげもなく降り注いでいます。

それを受け取ることを
拒否したり、ためらっているのは
寧ろ僕たち人の方です。

自分という土地を持ちながら
耕そうとしない。
真面目に向き合おうとしてこなかった。

自然の恵みを、
宇宙の恵みを受け容れる為の
入り口は、自分を受容する事です。
自分と向き合い、内観するところから
始まります。

自分の土地だからと、
わざわざ、心にまで区画をもうける必要は
ありません。
肉食動物の様に、縄張りを作ってしまう事が
そもそも間違っているのです。

折角、遥か地平線まで大地が続いているのですから。

毎日、自分で整えられる範囲が
心の広さと認識を変えてみてください。

整えるという事を
分かり易いイメージに置き換えると

土を耕したり、不要な雑草や虫に
退いて貰ったりします。
良く肥えた、美味しく柔らかい土に
する事が、日課となります。

整えると言っても、1人で地平線までの
範囲を整えることは出来ませんから、
そこは、隣人が整えれば良いことです。
区画をもうけなければ隣の人と、
オーバーラップした土壌が出来てきます。

でも、そのオーバーラップした土地が
意外に重要だったりします。
一人では思いもつかないような
其処にだけしか育たない珍しいものが
育つ可能性が高まりますから。

自らの手で耕され
柔軟性を取り戻した、土壌は
次第に自然の恵みを受け取る様になります。

恵みの雨は、地中深くまで沁み渡り
陽の光は、豊かな土壌を育んでくれます。
バクテリアが繁殖し、
小さな生物も土壌を肥沃な土に変えてくれます。

心が枯渇していた時には、
怒りさえ覚えていた、
自然に対し、感謝の氣持ちが
湧き上がってきます。

敵だと思っていたものが、
自分を受容する事により
全てに意味が有り
自分のために、動いてくれている事が
肌身に沁みて分かってきます。

豊かになった土壌は、
潤いを取り戻し、
夢のタネを育てるための準備を
始めます。

地下では水脈と繋がり
太陽の光により、水蒸氣となった水は
周囲の氣体と触れ合って
心のネットワークを
構築してくれます。

あちらこちらに、
自然にエネルギーが循環する
和が出来てくるのが分かります。

その和の中に、
自分が組み込まれていることが
分かります。

そうすると、今まで当り前だと
氣にも止めていなかったことが、
あざなう縄の様に
奇跡の様な繋がりをみせ
一切の無駄を見せず、
調和の中に在る事に氣づかせてくれます。

そんな時に出てくる感情は
「ありがとう。」という
感謝の氣持ちです。

そして自分は今までずっと
「愛されてきた。」
事に氣付きます。
そして、自分の中にある愛に氣付きます。

まず、自分の土に触れ合ってみてください。
心の声に耳を傾けてみてください。

自分自身をありのまま受け容れる事。
その本当の意味は、
自分を諦めずに、
自分と向き合った人にだけ
観えてきます。