8-7. 心のIQ 『人間道楽』20180728

『人間道楽』 8-7.心のIQ

大脳新皮質と呼ばれる人の脳は、
とても素直に出来ています。

怒りのエネルギーや
不安なエネルギーなどの
ネガティヴなエネルギーと呼ばれている
モノは、
自らのIQを一時的に
下げてしまいます

怒りや、恐怖に心を
奪われた時に
人の脳は本来の
働きを放棄して、
観測者となってしまいます。

その土台にある
大脳辺縁系である哺乳類の脳が
主導して本能に従って
言動してしまうからです。

誤解を恐れずに
簡単に言ってしまうと、
折角、人として産まれてきたのに
人の脳を活かしきれていない状況
ということが言えると思っています。

怒りや、不安を悪いモノと決めて
元々無かったことと
思い込もうとしてみたり、
そんな感情を持った自分を責めてみたり、
そんな感情を持たせた相手を責めてみたり、
する方が、多いのではないでしょうか。

ですが、これらの感情は
元々、悪いモノではありません。
生きている限り、
無くすことも出来ません。
むしろ、自分を護るために
出て来てくれているのですから、
感謝こそすれ、忌み嫌うような存在では
無いのです。

その感情に、操られて言動したり
その感情に執着するから
悪い結果に繋がってしまっているだけなのです。

理性が主導できずに、
感情主体の状態なので
当然IQは低くなってしまっています。

では、どうすれば
そんな感情に捉われた時に
人の脳に主権を戻す事が出来るのか?

簡単に言うと感情なので、
ただ、感じるだけ。
味わい尽くすだけで良いのです。