『人間道楽』 1-3. 929
もう一つ脳の使い方に大きな
影響を与える事柄があります。
それは、単独行動をしているか
群れをなしているか
の違いです。
ここでは、選手交代で違った
哺乳類に出てきてもらいましょう。
単独行動の代表は、チーター君に
群れを作る代表として、おサルさんに
あらあら単独行動は、またまたネコ科ですね
ネコ科は、単独行動をする種が多くいます。
理由としては、外からの脅威が比較的
少ないことが挙げられます。
単独で獲物を仕留めれば、
独り占めできますものね!(笑)
そんな中で、動物一 早く走ることが
出来るチーターは、狩りの成功率が50%
くらいあるのです。
2回に一度 狩りが成功して
外敵が少ないとなれば
悠々自適の生活!
なんて思うかもしれませんが
さにあらず。。。
折角捕まえた獲物を
ライオンやハイエナが横取りしに
来るのです。
ライオンは、ネコ科では珍しく
プライドと呼ばれる群れをなしています。
ご存知のように、狩りをするのはメスで
捕まえた獲物はオスが真っ先に、
パクつきます。
どこかの、お父ちゃんみたいですね。。。(笑)
自分が獲物になるよりは、
獲物をあっさり諦めるチーターは、
やっぱり、すきっ腹を抱えています。。。
チーターの足は、速い。
走り出して僅か2秒で、
70km/hに達します。
最高速度は、110km/hにまでおよびます。
ウマのサラブレッドで最高速度が80km/h
くらいなので、
その速さはずば抜けているのが分かると思います。
でも、速く走っていられる時間は短いのです。
主な狩場となるのは、草原です。
草むらに身を低くして獲物を伺い
一気にトップスピードまで加速していく
チーターは
凄く美しい。
飼い猫でも、獲物を伺って忍び寄る姿は
狩りの上手さをうかがわせますね。
それで、やっと捕まえた獲物を
堂々と横取りされるのは、
さぞ悔しいでしょうね。
チーターは、自分が襲われる恐怖より
その悔しさに、身を甘んじているのです。