『人間道楽』 5-12. 170227

5-12. 防御モードの解除スイッチ

 

細胞膜のレセプター君は、

環境の変化へ

対応する為に

 

「防御モード」か、

「オープンモード」に

切替えが出来るように

なっています。

 

防御モードは、

反射的にスイッチが入りますね。

 

 

人の身体に置き換えて

単純な例で考えてみます。

 

周囲の氣温変化で

急に氣温が低くなると

瞬時に身体が強張りますよね。

 

少し難しく説明すると

末端の筋肉を固めることによって

毛細血管を収縮させて

人間のバイタルパート

(重要防御区画)への

血流を活性化させ

身体の重要部分を守ろうと

している訳です。

 

もっと簡単に表現すると、

手足の指などを犠牲にしてでも

血を脳や心臓、内臓などの

重要な部分に回して

生命の維持を優先させている訳ですね。

 

 

ですが、冷静に考えてみてください。

雪山の様な、特殊な環境では

この機能は、意味を持ちます。

 

手足の末端が凍傷に掛かって

でもバイタルパートを

護る必要が有る訳ですから。

 

指などが凍傷に掛かっても

仕方の無い状況だと言えます。

 

その様な、深刻な状況で

無いのなら、寧ろ血流は

末端の方が必要な場合が多くあります。

 

瞬時に身体を強張らせた

防御モードを解除するために

身体をほぐして、

筋肉を緩め

末端の毛細血管まで血流を

呼び戻すことが必要となるのですが。

 

これと同じことが、

心でも行われているのです。

 

他人の言動などによって

心のレセプター君は瞬時に

閉じてしまいます。

 

 

同じ部屋の中に、

苦手な人が居るだけでも

心のレセプター君の

防御スイッチが

作動する場合もあります。

 

そんな時に、

自分自身に問いかけてみてください。

 

「この状況が、

それ程、深刻な事態なのか?」

と。。。。。

 

実は、この時に思考回路が

勝手にストーリーを

作って連想ゲームを

したりしているのです。

 

例えば

この人は苦手だ。

  ↓

この人と一緒に居ると嫌なことが多い。

  ↓

この人を怒らせると嫌な事を言われる。

  ↓

嫌な事を言われたら、嫌な氣分になってしまう。

  ↓

嫌な氣分は一日中引きずってしまう。

  ↓

この人に、話しっかけられたら深刻な事態だ。。。

などと。。

 

少なくとも、生命の危機がある訳では

無いですよね。

 

でも、反射的に深刻な事態まで

持って行ってしまっている

心の癖があります。

 

 

こんな時に

心のレセプター君の

防御モードの

解除の仕方を

自分なりに作っておくと

便利ですよ。

 

エッ!

そんな解除方法が

有ったら苦労しない。

 

なんて思い込んでいる、

アナタ!()

 

 

簡単に出来るのです。

 

元々、思い込みの自己暗示に

掛かっているだけなので

 

単純なスイッチを

一つ作るだけでも可能になるのです。

 

例えば、手の平に解除ボタンが

あって、そのボタンを

ポンと叩くと

解除出来るとイメージして

 

単純な事から、

試してみてください。

 

例えば寒い日に北風が吹いて

身体が強張った時などに

手の平の解除ボタンを

ポンっと叩いてみる。

 

連動させるように、

実際に身体の

筋肉を緩めて緊張状態を解くのです。

 

こうやって、

小さなことから

習慣化させると

潜在意識が覚えてくれます。

 

そっか、

手の平スイッチが

ポンっと叩かれたのなら

 

防御モードは、

解除していいんだな。

なんて。。。

 

勿論、深呼吸など

他の方法でも可能ですので

自分に合った

解除スイッチを作っておくことを

お勧めします。

 

笑ってないで、

試して習慣化させて

みてくださいね。()

 

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