『人間道楽』 6-8. 170604

6-8. 幼い自分

自分の一部を、
閉じ込めてしまった人は、
どう考えて、どういう行動を
とるのでしょうか?

幼いかったころの自分。

その当時は、自分の感情を持て余し
やむを得ず潜在意識の
壁の中に閉じ込めてしまった

もう一人の自分

幼かったあなたには、
しかたの無いことだったのです。

あなたには、
そんな自分を理論的に
説明する事は出来ませんでした。

好奇心をそのまま
衝動的に行動に移してしまう事が
子供の本質だと
誰も庇ってくれませんでした。

親に理解されない自分に
自分自身で「×」のラベルを付けて

無かったことにしてしまった
様なものなのです。。。

心の根底には、
親に見放されてしまうという
恐怖感が横たわっています。

その1次的な感情の恐怖心は、
2次的な感情の
「怒り」や「不安」などを
産み出してしまいます。

「怒り」は、その恐怖を
外を攻撃することによって
解消しようとすること。

「不安」は、恐怖を
自分を攻撃することによって
解消しようとしていること。
どちらも出所は同じ
恐怖心から来ています。

つまるところ、
いじめっ子も
いじめられっ子
も本質は同じと言う事なのです。

だから
いじめっ子も、
環境によって簡単に
いじめられっ子に
変わってしまうのです。

これは、親から受け取った
OS(オペレーティングシステム
である基本ソフトの
初期不良。。

初期ソフトのバグ(小さな虫のことで、
ここではプログラムの誤りをさします)
と言えるものです。

プログラムは、人が作るがゆえに
よほど小規模なモノでない限り、
バグの全くないプログラムを
作ることは不可能なのです。

同じように、
身体を持った人にも
恐怖心を全く無くすことは
不可能です。

と言うよりも、
恐怖心は必要な感情です。
ただそれが、いき過ぎたり
ずっと、抱えてしまう事で
執着となって
心を蝕んでしまうのが、
問題になってきます。

心の羅針盤に従うとは、
この執着心を解放す事

そして、
恐怖心を最小限のものにして
行動指針を
潜在意識、自然の摂理
宇宙の法則、愛
に従わせる事なのです。

さあ、意識してください。
あなたがの今やっている事は、
「恐怖心」からきた衝動ですか?
それとも「愛」に裏打ちされた衝動ですか?

因みに、「ありのままの自分で良い」
と言う言葉を聞いて。
「恐怖心」から行動してしまうと
全く逆方向の結果になってしまいます。

「ありのままの自分で良い」
というのは、「愛」に裏打ちされた衝動が
あって、はじめて意味を成します。

その感情は、常に心が
「ワクワク」している状態なのです。