『人間道楽』 7-4. 20170820

7-4. 潜在能力の解放

前回は、「怒り」の感情を用いて説明しましたが、
「不安」の感情なども同じことなのです。

「不安」の根底には、恐怖心が潜んでいて
自分自身を加害者にしてしまいます。
「怒り」との違いは、加害者を他者にするか
自分自身にするかの違いです。

「出来ないんじゃないかな」
という氣持ちが
「出来なかったらどうしよう」
という不安な氣持ちに変わっていき
「私なんかが出来る訳がない」
という言い訳になって
「自分の可能性を閉じ込めてしまいます」

ただ、他者を攻撃することは少ないこと、
自分を信頼出来ていないという事で
他者にとっては近づきやすく
良い意味でも、悪い意味でも
誘導されることが多くなります。

自分の機嫌を自分で取ることは
凄く重要です。

身体の観点から観ても、
機嫌が良いと免疫力が上がって
元氣なエネルギーが循環し
良いスパイラルで
維持していく事が可能です。

恐怖心から派生したエネルギーは、
常時不機嫌にさせてしまいます。
一時的には効果がある様にも見えますが
身体の観点から観ても、
免疫系を蝕み、心も身体も破壊する力を
持っています。

逆に言うと、恐怖心からくる感情は他者に
機嫌をとってもらおうとしている状態だと
言い換える事ができます。
だから、いつまでも不機嫌でいる必要が
あると思い込んでいるのです。

自分の機嫌の責任は、自分自身でとること。
他者に依存せずに、
自分自身の機嫌をとるという覚悟が必要です。

量子物理学の理論でも証明されているように、
自分の機嫌を自分の力でとろうと
行動してみると、
その行動について、他者も応援してくれます。
他者からの応援は、
自分の機嫌を御機嫌に替えてくれます。

なにか、パラドックスに似ていますよね。(笑)
他者からの力を手放して、
自分で機嫌をとる覚悟を決める。

全てが、自分の責任だと覚悟を決めて、
それに沿った行動を起こすと、
手放したはずの他者からの応援が得られるのです。

ただ、そう聞くと矛盾しているように
思えるかもしれませんが、
量子論的に観てみると、
自分自身で覚悟を決めて行動を起こした段階で
始めて自分が発信する周波数が変わるので、
自然の摂理に沿っている訳です。

この事を、知識として知る事。
そして、行動を起こして体験し、腑に落とす事。
これらの経験が、どれほど重要か
お分かりになると思います。

今の時代だから、どちらのエネルギーを使っても
生きていく事は、可能です。

恐怖心に裏打ちされた感情を基準にするのか。
自立心を持って、自分の機嫌を自分でとる
感謝の氣持ちに包まれたエネルギーを使うのか。

生きていくために、どちらのエネルギーを
使っていくのか?
それは、あなた自身の自由です。
どちらが、正解と言う事でもありません。

ただ、不機嫌なエネルギーを常時使い続ける
方は、身体の不調もさることながら

人の脳が持つ潜在能力。
「思考のすごい力」を本来の意味で
味わうことが出来ません。

人の持つ能力は、
実は、ここからが凄いのです。
自分を防御する任から解放された思考は、
その本来の姿を開放しだします。

あなたは、何のために生まれてきたかを考えてみてください。
何故、この時代に?
何故、この地域に?
そして、今まで関係してきた人との関わりは、
何のためなのか?

これらを、ただ偶然と処理してしまえば、
思考はそこで停止してしまいます。

あなた自身の可能性は、
今 現時点でも無限に拡がっているのです。